2022/07/18 19:46
禁色とはしかるべき役職、地位の人だけが身につけることができる色といったところでしょうか。
禁色の歴史は1000年以上も前になります。
禁色の中でも絶対禁色とされる色の一つが黄櫨染です。
天皇しか身につけることが許されない色、と言うとめちゃすごい色というのが伝わるかと思います。
過去の文献に染色のレシピがあるのですが、2点自己流のアレンジを加えて染めています。
1、過去のレシピでは、被染物に対しての素材量がかなり多いので素材の分量は現代風に調整しています。
2、重ね染めに使う素材の一つ櫨(はぜ)が手に入らないので、同じウルシ科ウルシ族の漆の木屑を代わりに使って染めてみました。
黄色と赤色の素材の比率は崩さないように染めてみたといったところです。
黄櫨染自体、調べてみるとかなり色幅があったりするのでどこに落ち着かせるかですね。
もう少し色に歴史の重みと深みがほしい。もうちょっと追いたい。