2022/04/02 16:40

桜染めの試験です。
手元に残っている生地を並べて見ました。桜色だったり、桜色っぽいものだったり、そうでないものだったり様々です。

桜染めの文献や一般の方のブログや記事などを参照して色出しを行なってみました。生地の処理から煮出しの時間、水質、媒染、染液の寝かせる時間云々と様々試しました。ですが、結果通りになったものというか、理想的な結果になったものはありませんでした。

それはなぜか。
考えてみればそれは当たり前の事なんですよね。
素材である桜の枝は違う、生地も違う、使っている水の水質も地域によって違う。そのまんまの結果になるはずがないんです。

何か一つ欠けても、余計でも、違ってもそのまんまの結果になることはありません。
なので自分の手元にある物と環境で構築していくのも大切、というのが今回の学びでございました。
桜の枝から桜色をいただくこと、想像以上の奥深さと難易度でした。