2022/02/11 13:01

こちらは着物を着る際に肌着として着る物です。今回は襦袢に彩りを添えさせていただきました。襟の部分の素材が他と違うので染め具合に違いが出てこれもまた面白い仕上がり。

今回の素材は"茜"
茜は昔から「浄血」や「血行促進」「月経不順」など血にまつわる事に効果があるとされ漢方や薬草として使われておりました。

昔の人々は肌から草木の効能を吸収するという意味も込めて草木で染めた衣類を肌に纏い生活をしていたそうです。特に茜染めは素材の効能も相まって女性の腹巻などによく使用され女性に親しまれた素材でもありました。また赤色には魔除け、厄除けの意味も込められています。

今回染め直しさせていただいた襦袢は肌に密着する肌着。
草木染めを最大限に活かせる案件だな、と思いながら染めさせていただきました。

素材を、効能を"纏う"草木染め。
いやー、面白い。